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直江津さんぽ

直江津
さんぽ
文学の中の直江津散歩 4 与謝野晶子と直江津

与謝野晶子(よさの・あきこ) 1878~1942 63歳没

歌人・作家。

夫は歌人の与謝野鉄幹。

与謝野晶子は、夫の鉄幹と共に直江津に訪れ、佐渡に向かいました。

「落日が枕にしたる横雲の なまめかしけれ直江津の海」

与謝野晶子は夫の鉄幹とともに大正十三年八月、佐渡への旅の途中で直江津に一泊しました。
夕方、海岸まで散歩し「此処の濱で眺めた入り日が美しかった。私に取って初めて北の海の渚に立ったのである」と、夕日の感動を随筆に書いています。
歌集「心の遠景」には、直江津で詠んだ歌が、十二首も収められています。(原本所蔵・大阪府堺市博物館)

三八朝市周辺まちづくり協議会 設置看板より

歌集「心の遠景」にある直江津の歌
  • 赤倉に迎えし朝の日なりしが今見おくるは直江津の磯
  • 浜茶屋の屋根より上に二三筋町の端見ゆる北の直江津
  • 落日が珊瑚のいろを長く引く海に五つの大船の浮く
  • 海に入る夕日は人の終焉にあたるものぞと北国に知る
  • 雪に怖ぢこの8月の風にさへ戸立つる家の多き直江津
  • 国の街の軒廊八月のゆふべに踏めばすこしつめたし(けんろうとは雁木のこと)

与謝野晶子は、日本を代表する歌人・詩人で、代表作「みだれ髪」などで多くの歌を残しました。
代表的な短歌を以下にご紹介します。

与謝野晶子の代表的な短歌
  • その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな
  • やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君
  • のろひ歌かきかさねたる反古とりて黒き胡蝶をおさへぬるかな
  • 春みじかし何に不滅の命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ
  • 人の子の恋をもとむる唇に毒ある蜜をわれぬらむ願ひ


船見公園の与謝野晶子歌碑
歌碑は人魚像の海側の小高い丘にあります。


与謝野晶子歌碑のあたりから見る夕焼けです。
まさに「落日が枕にしたる横雲の なまめかしけれ直江津の海」という風情です。

 

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